インフルエンザの予防接種 いつから効果が?ピーク時でも間に合う?

20160207-01

今年もインフルエンザのピークの2月がやってきました。

もうすでにインフルエンザの警報レベルを超えている地域が50%以上、注意報レベルを超えている地域が90%以上と猛威の兆しをみせています。

でも、インフルエンザの予防接種を受け損ねて今頃慌てて悩んでいる人も多いと思います。

ここでは、インフルエンザの予防接種はいつから効果が出現するのか、またピーク時に受けても間に合うか、について解説していきます。

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インフルエンザの予防接種 いつから効果が?

インフルエンザは、高い熱が出ることが特徴で、同時に「倦怠感がある」「筋肉痛が酷い」などの症状が出てきます。

特に、抵抗力のない子供とお年よりは「インフルエンザにかかることで、重症化して死に至る」と言うケースもあります。

そのインフルエンザを防ぐ為に有効と言われているのが、ワクチンの存在です。

では、インフルエンザの予防接種で使われるワクチン、その効果はどの程度のものなのでしょうか?

以下、厚生労働インフルエンザ(総合ページ)からの引用です。

———————————————————

インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。

体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。

この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。

ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。

この状態を「発症」といいます。

ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。

発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。

これをインフルエンザの「重症化」といいます。

特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。

ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。

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子供の場合、インフルエンザの予防接種は2回と大人より多く受ける必要があります。

お金もかかりますが、ワクチンを接種することである程度はインフルエンザの発症を抑える、重症化を予防することができますので、特に小さい子供がいる家庭では接種を徹底したほうがよいでしょう。

もちろん、子供だけでなく、大人もインフルエンザワクチンを打っておくことは大事です。

子供から大人にインフルエンザがうつることもあれば、その逆もありますからね。

インフルエンザワクチンは、流行するシーズンになると、あらゆる病院で取り扱いがはじまります。

小児科や内科がある病院なら、比較的どこでもインフルエンザワクチンの予防接種を受けることができます。

インフルエンザの予防接種は、11月から12月中旬までに終えることが望ましいとされています。

予防接種による効果が出現するまでには、2週間程度を要し、ピークは一ヶ月後、最大約5ヶ月まで維持されるそうです。


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インフルエンザの予防接種 いつまで?ピーク時でも間に合う?

インフルエンザの予防接種を受け損なってしまった場合はどうしたらよいでしょうか?

特に、インフルエンザのピークである1月~2月になってから、慌ててワクチンの接種を受けても効果があるのか疑問を持っている人も多いと思います。

確かに、インフルエンザのワクチンの効果が出るまでに、2週間程度を要します。

しかし、例えば、昨年の場合ですが、もうピークが過ぎたと思われた3月末時点で、インフルエンザの警報レベルを超えている地域がまだ80%以上ありました。

ピークが過ぎ、患者数が減少していく時期とはいえ、やはり油断はできません。

もう大丈夫だと思って安心した頃にインフルエンザに感染してしまったいう人も多くいます。

このことを考えると、ピークが来てしまった時期になったとしても、やはり、インフルエンザの予防接種は受けておくほうがよいですよね。

まとめ

インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。

ただし、この効果も100%ではありません。

インフルエンザのワクチンを打っても、かかってしまうことがあります。

これは、打ったインフルエンザワクチンとは違った型のウイルスにかかってしまった可能性もあります。

この場合だと、インフルエンザの症状が出る可能性もありますが、ワクチンを打っているために症状が軽くすむこともあります。

インフルエンザワクチンを打ったからと言って安心するのではなく、常にかかる可能性を考えておいた方が良いでしょう。

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