発芽玄米と言えばギャバと言われるほど、脳の活性化や骨作りに必要なアミノ酸を豊富に含んでいる事も、今ではすっかり有名になりましたよね。
発芽玄米には、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。
では、発芽玄米にはどんな効果があるのでしょうか?
ここでは、カロリーやダイエット効果についても解説していきます。
発芽玄米の効果はギャバだけではない?
発芽玄米が脚光を浴びるようになった最大の理由は、やはりギャバと呼ばれるアミノ酸の一種が、白米の10倍も含まれているからだろうと思います。
このギャバは、腎臓や肝臓の働きを活発にする作用を持っていて、血液中の塩分を濾過しやすくしてくれるお陰で、血圧を下げる事が出来るのです。
加えて、アルコールの代謝もよくなるので、お酒を沢山飲んだ日の夜食や二日酔いの日の朝食に、発芽玄米いりのおかゆなどを食べると、非常に回復が早くなるんですね。
勿論、内臓の働きを活発にし、血流を促す効果も持ち合わせているので、アルコールだけではありません。
発芽玄米を食べると、エネルギーの消費が激しくなり、体全体の代謝も良くなります。
発芽玄米の効果と言えば、どうしてもこのギャバに注目が集まってしまうのですが、発芽玄米に含まれる他の栄養素も、かなり魅力的です。
恐らく発芽玄米の豊富な食物繊維やビタミンは、便秘を解消し、肌荒れや浮腫を改善してくれる事でしょう。
心臓病の予防に効果を発揮するマグネシウムや骨粗しょう症の予防には必要不可欠なカルシウム、脂肪肝や肝硬変を予防するイノシトールも豊富に含まれています。
発芽玄米のカロリーは?
発芽玄米は低カロリー食品なので、ダイエットの一環として取り入れている人も多いようですね。
でも本当に、発芽玄米は低カロリー食品で、ダイエットに役立つのでしょうか。
実は発芽玄米は、残念ながらそれほど低カロリー食品ではないみたいなんですよ。
女性が普段使う事の多いサイズのお茶碗1杯辺りのご飯の量は約100グラムです。
なので、100グラム当りの発芽玄米と他のお米とのカロリーを比較してみましょう。
まず、白米は約168キロカロリー、次に胚芽米は約167キロカロリーなんだけど、実は実は、7分づきのお米は白米と同じ168キロカロリーで、5分づきのお米は胚芽米と同じ167キロカロリーなんですね。
では、肝心の発芽玄米はどうなのかというと、これが約165キロカロリー。
発芽玄米が他のお米に比べて低カロリーなのは間違いありませんが、特別低カロリー食品という訳ではないようです。
しかも、発芽玄米だけを主食にしている人は殆どなくて、大抵は白米と混ぜますよね。
するともう、低カロリーなご飯とは言えなくなってしまうような気がします。
発芽玄米でダイエットは?
発芽玄米が体にいいという事はよく解っているのですが、ダイエットにも大きな効果を博してくれるのでしょうか。
玄米よりも栄養価が高く、食べやすいと言われる発芽玄米、もし本当にそれなりの効果が期待出来るのであれば、試してみる価値は大いにあります。
発芽玄米とダイエットの関係が話題を集めるようになったのも、やはり発芽玄米の中に含まれるギャバにあったようです。
ギャバはアミノ酸の一種で、脂肪を燃焼させる効果に加え、食欲や空腹感によるストレスなどを抑制する効果があるらしいのです。
脂肪を燃やしてくれて、おまけに食欲も抑えてくれるというのですから、発芽玄米が最強のダイエット食品だと騒がれるのも無理もないでしょう。
しかも、ミネラルや食物繊維も豊富な訳ですから、まず体内の代謝が良くなります。
発芽玄米を取り入れた事によって、浮腫や便秘が解消されれば、それだけ早くスリムになれそうな感じですよね。
そういう事を踏まえて、発芽玄米を日々の生活に上手に取り入れる事によって、より良いダイエット効果が得られるのではないでしょうか。
まとめ
発芽玄米は体内に様々な効果をもたらせてくれるので、そうした血行や代謝が改善されれば、当然老廃物が正常に排出されるようになります。
浮腫も解消される訳で、後は自分が頑張る事や気を付ける事で、ダイエット効果が現れる可能性は高いでしょうね。
発芽玄米そのものに沢山栄養があるので、他の食物の摂取を制限する事も可能になります。
しっかりとした食生活と運動を取り入れる事によって、バランスのいい健康的なダイエットが出来るかも知れませんね。
そして、どうやら発芽玄米は、アルツハイマー病の予防にも効果を発揮するみたいですよ。