逆流性食道炎、テレビのCMでよく聴きますよね。
最初は他人事だと思っていたのですが、実は2年前に妹が病院で逆流性食道炎と診断されました。
ところが、今度は自分が同様な症状になって慌てています。
さて、逆流性食道炎ってどんな病気なのでしょうか?
逆流性食道炎とはどんな症状?
逆流性食道炎というのは、胃液や胃の中で消化されている途中の食物が食道の方へ逆戻りして来る病気です。
その逆流性食道炎の一番の自覚症状は激しい胸焼けと、呑酸、それに人によっては胸の痛みを訴える人もいるようです。
妹の場合はそれらに加えて、呼吸がしにくくなるほど悪化してしまい、慌てて病院へ行きました。
私も、うつ伏せに寝ている時に、消化途中の食物が逆流してきて咳こみ、危険を感じることが頻繁に起こるようになりました。
食事直後は大丈夫なのですが、2~3時間たった後、酷い胸焼けに襲われます。胸焼けというか、食道から喉の奥くらいまでが沁みて痛いんですね。
これはかなり辛い症状です。
逆流性食道炎を自分で治療することは可能?
まず、逆流性食道炎がなぜ起こるのかについて説明します。
胃と食道の間には、下部食道括約筋という筋肉があって、これが閉まる事で、胃の内容物の侵入を防ぎ、逆流性食道炎にはならないようになっています。
この下部食道括約筋というのは、常に出口専用の自動ドアみたいなもので、食道の中身が胃に移動する時にのみ開き、その後閉まる仕組みになっているのだそうです。
ところが、この下部食道括約筋の開閉能力が衰えると、いつでも自由に開くようになってしまいますから、逆流性食道炎になりやすくなってしまう訳です。
私の場合は、まだ市販の胃薬でごまかしています。一応、胃酸の逆流、胸焼け対応の薬です。
でも、胸焼けの症状は多少緩和されますが、治療にはなりません。
本当は病院に行けばいいのでしょうが、以前、胃カメラを飲まされた時に吐き気が酷く、暴れたことがあり、結局最後まで胃カメラを飲めなかったことが嫌な思い出として残っています。
病院での逆流性食道炎の治療は、必ずと言っていいほど、食生活の改善に薬物療法を加える形で進められて行くようです。
逆流性食道炎になった場合、食事で気をつけなければならないことは?
逆流性食道炎の最大の原因は、やはり脂肪分やタンパク質の多い食品の過剰摂取だと言われています。
後、お酒やコーヒー・紅茶と言ったアルコールやカフェインの強い飲料、これも逆流性食道炎の引き金になりやすいそうです。
つまり、消化の際に時間の掛かるタンパク質や、消化の際に多量の胃液を必要とする脂肪分の過剰摂取は、結果、逆流性食道炎を引き起こし、胸焼けや酸っぱい液が口まで上がって来る訳ですね。
そう、食べ過ぎたり飲み過ぎたりした時にも、よく見られる症状ですよね。
暴飲暴食も間違いなく逆流性食道炎を招く原因となる訳ですから、腹八分目を心がける事も非常に大切です。
逆流性食道炎の予防の一つとして、アルコールの摂取を控えるというのがありますが、これはアルコールが下部食道括約筋を緩める成分を持っているからです。
後、例えお酒を飲まない人手も、加齢とともにどうしても下部食道括約筋は緩み安くなり、自然と逆流性食道炎になりやすくなるそうです。
まとめ
若い時に忘年会などで、アルコールを飲み過ぎると、逆流性食道炎のような症状になることがありました。
また、辛いカレーや明太子を食べた後も同様でした。
今はアルコールは程々にし、辛いカレーや明太子は食べないようにして悪化を防いでいます。
ただ、胸焼けや胸の痛みは、心臓の病気、呑酸は胃の病気、そして何より食道癌や胃ガンである可能性も決して低くないようですよ。
なので、こうした自覚症状がある場合は、放置せず、必ず検査を受けてくださいね。
私も近々、病院で検査を受けたいと思います。