2016年世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝した本田真凜が、2017年の世界ジュニア選手権で2連覇に挑みます。
最大のライバルは14歳、ロシアのアリーナ・ザギトワ。
ピョンチャンオリンピックを目指して、4回転に挑戦する本田真凜の試金石となる世界ジュニア選手権の日程、見どころ、結果をお知らせします。
2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権の日程は?
2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権は台湾の台北アリーナで開催されます。
女子SP:3/17(金)12:00~
女子FS:3/18(土)17:00~
2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権の見どころは?
本田真凜はとても魅惑的なスケーター、その魔性のような演技力は天性のものとしか言いようのない、見るものを引き込む力があります。
Marin Honda, World junior 2016, SP 66.11
Marin Honda, World junior 2016, SP+FS 192.98
一般のジュニアは技術力を高めるところから入って、シニアになってから表現力を高める経過を辿るのですが、本田真凜はすでに表現力が高く、これから技術力に磨きをかけようとしています。
華のあるスケーターとして浅田真央の後継者と言われていますが、2017-2018シーズンはピョンチャンオリンピック出場を目指し、4回転を取り入れてシニアに挑戦します。
2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権はその試金石として、世界のトップとの差を認識する大会でもあります。
特にロシアの14歳、アリーナ・ザギトワは昨年12月のロシアフィギュアスケート選手権で221.21を叩き出し、世界女王エフゲニア・メドベージェワに次いで2位に入りました。
本田真凜の自己ベストは192.98、全日本選手権では非公認ながら196.11を叩きだしています。
現段階では本田真凜がアリーナ・ザギトワに勝つのは難しいかもしれませんが、どこまで迫れるか注目です。
また、自己ベスト187.81の坂本花織、186.80の白岩優奈にも上位進出を期待したいですね。
本田真凜のライバルは?
過去の実績からいって完全に日本勢対ロシア勢の戦いです。
アリーナ・ザギトワ(ロシア)
インフルエンザで欠場した本田真凜に代わり、2016年ジュニアグランプリファイナルで自己ベストの207.43を叩き出して優勝した14歳のアリーナ・ザギトワ。
直後のロシアフィギュアスケート選手権で221.21を叩き出し、世界女王エフゲニア・メドベージェワに次いで2位に入りました。
Alina Zagitova ‘Samson and Delilah’ SP 2017 Russian Nationals
Alina Zagitova “Red Ballerina” FS 2017 Russian Nationals
※ロシアフィギュアスケート選手権の221.21は非公認。
スタニスラワ・コンスタンチノワ(ロシア)
自己ベストは186.97ですが、ロシアジュニアフィギュアスケート選手権では非公認ながら200.85を記録しました。
ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)
自己ベストは195.28ですが、ロシアジュニアフィギュアスケート選手権では非公認ながら200.08を記録しました。
2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権の結果は?
女子SPの得点と順位 3/17(金)12:00~
【スタートリスト(抜粋)】
24番:アリーナ・ザギトワ(ロシア)(第5グループ)
34番:スタニスラワ・コンスタンチノワ(ロシア)(第7グループ)
41番:ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)(最終第8グループ)
42番:坂本花織(日本)(最終第8グループ)
44番:白岩優奈(日本)(最終第8グループ)
45番:本田真凜(日本)(最終第8グループ)
【得点と順位】
1位:70.58 アリーナ・ザギトワ(ロシア)
2位:68.35 本田真凜(日本)
3位:67.78 坂本花織(日本)
4位:64.78 イム・ウンス(韓国)
5位:62.96 白岩優奈(日本)
6位:58.90 スタニスラワ・コンスタンチノワ(ロシア)
女子FSの得点と順位 3/18(土)17:00~
1位:208.60 アリーナ・ザギトワ(ロシア)
2位:201.61 本田真凜(日本)
3位:195.54 坂本花織(日本)
4位:180.81 イム・ウンス(韓国)
5位:174.38 白岩優奈(日本)
6位:162.84 スタニスラワ・コンスタンチノワ(ロシア)