2017年シニアデビュー戦でいきなり優勝した本田真凜が今度はGPシリーズのスケートカナダ2017に挑みます。
210点台後半を叩きだすロシア、カナダ勢にどこまで迫り、表彰台に上がれるか注目です。
平昌オリンピック出場を目指して、本田真凜の試金石となるスケートカナダ2017の日程、見どころ、結果をお知らせします。
スケートカナダ2017の日程は?
スケートカナダ2017はカナダのレジャイナのブラント・センターで開催されます。
女子SP:10/28(土)3:57~ ※日本時間
女子FS:10/29(日)2:04~ ※日本時間
テレビはテレビ朝日系列で録画放映されます。
女子SP:10/28(土)12:00~13:57
女子FS:10/29(日)10:00~11:50
スケートカナダ2017の見どころは?
本田真凜はとても魅惑的なスケーター、その魔性のような演技力は天性のものとしか言いようのない、見るものを引き込む力があります。
一般のジュニアは技術力を高めるところから入って、シニアになってから表現力を高める経過を辿るのですが、本田真凜はすでに表現力が高く、これから技術力に磨きをかけようとしています。
華のあるスケーターとして浅田真央の後継者と言われていますが、2017-2018シーズンは平昌オリンピック出場を目指してシニアデビューは果たしました。
そのデビュー戦となった2017年9月のISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックでは、なんといきなり優勝しました。
SP
FS
今度はGPシリーズに挑みます。
本田真凜の自己ベストは2017年3月の世界ジュニアフィギュアスケート選手権での201.61、現時点では本田真凜が210点台後半を叩きだすであろうロシア、カナダ勢に勝つのは難しいかもしれませんが、どこまで迫れるか注目です。
経験を積んで、12月の全日本選手権では210点台後半へ引き上げ、平昌オリンピック2枠の一つを勝ち取って欲しいですね。
本田真凜のライバルは?
過去の実績からいって完全にカナダ、ロシア勢が難敵です。
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
この1年の実績からいって、21歳、地元カナダのケイトリン・オズモンドが優勝候補の筆頭です。
2017年1月のカナダフィギュアスケート選手権では219.66を叩きだして優勝、2017年3月の世界フィギュアスケート選手権では218.13で2位に入りました。
2017年9月のISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックでも217.55で優勝しており、このところの安定感は抜群、失敗しない限り、210点台後半は確実と思われます。
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)
19歳のアンナ・ポゴリラヤは2016-2017シーズンでグランプリシリーズで連勝し、グランプリファイナルでは216.47を叩きだして3位に入りました。
2017年1月のヨーロッパフィギュアスケート選手権では211.39で2位、2017年3月の世界フィギュアスケート選手権では失速しましたが、210点台を狙える実力者です。
失敗さえしなければ、表彰台候補です。
マリア・ソツコワ(ロシア)
19歳のマリア・ソツコワは2016年12月のロシアフィギュアスケート選手権で219.90を叩きだし、3位に入りました。
2017年3月の世界フィギュアスケート選手権では192.20で8位に終わりましたが、2017年10月のISUチャレンジャーシリーズフィンランディア杯では205.30で優勝しました。
完璧な演技が出来れば、優勝の可能性もあります。
アレーヌ・シャルトラン(カナダ)
21歳のアレーヌ・シャルトランは2016年1月のカナダフィギュアスケート選手権で201.99を叩きだして優勝しましたが、その後は低迷しています。
地元カナダの大会ということで、一発奮起、上位進出を狙います。
カレン・チェン(アメリカ)
18歳のカレン・チェンは2017年1月の全米フィギュアスケート選手権でいきなり、214.22を叩きだし優勝しました。
しかしながら、その後は2017年3月の世界フィギュアスケート選手権で199.29、4位に入ったのが最高で、200点台に遠く及ばす、低迷しています。
この大会で復活なるかどうか注目です。
アシュリー・ワグナー(アメリカ)
26歳、ベテランとなったアシュリー・ワグナーは今も健在、2017年1月の全米フィギュアスケート選手権では211.78で2位に入っています。
この大会でも、表彰台を狙っていることでしょう。
スケートカナダ2017の結果は?
女子SPの得点と順位
1位:76.06P ケイトリン・オズモンド(カナダ)
2位:69.05P アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)
3位:66.10P マリア・ソツコワ(ロシア)
6位:61.60P 本郷理華(日本)
10位:52.60P 本田真凜(日本)
女子SP+FSの得点と順位
1位:212.91P ケイトリン・オズモンド(カナダ)
2位:192.52P マリア・ソツコワ(ロシア)
3位:182.57P コートニー・ヒックス(アメリカ)
5位:178.24P 本田真凜(日本)
6位:176.34P 本郷理華(日本)