結婚式の祝電は、出席できない事情があったときに、祝福の言葉を贈ることができるので、とても便利ですね。
でも、新郎・新婦との仲が親しいとしても、最低限のマナーを守って、祝福の言葉をつづった結婚式の祝電をお贈りしたいものです。
ここでは、結婚式の祝電のマナーとして、使ってはいけない言葉、オモシロネタ、ぬいぐるみ付きについての情報を紹介していきます。
結婚式の祝電のマナー 選ぶ言葉は?
結婚式の祝電でのマナーで一番押さえておきたいのは、いわゆる「忌み言葉」を使ってはならない、ということです。
たとえば結婚式の祝電なのに「割れる」「切れる」と言う言葉が、使ってはいけない言葉だとご存知の方も多いことでしょう。
実はそれだけではなく、結婚式の祝電では「重ね重ね」「繰り返し」と言う言葉も、離婚・再婚を思わせるので使ってはいけないのがマナーです。
加えて結婚式の祝電に使う台紙にもマナーが暗黙の瞭然であるので、いくら好みでも黒やグレーは避けたいものです。
もっと結婚式の祝電で避けなければいけないマナーとしては、新郎・新婦が再婚であっても、別れを連想させる言葉もいけません。
そのために使える言葉もかなり制限されてきますし、その中から祝福を連想させる良い言葉を選ぶのが基本的なマナーになってきます。
結婚式の祝電のマナーは、祝電自体が短いものなので、見落とされがちなのですが、いわゆる「暴露話」も違反になります。
つまりこれから幸せになる新郎・新婦が不愉快になったりするような結婚式の祝電になりそうであれば、考え直してください。
素直に祝福の言葉を探しながら、その中から「忌み言葉」を避けて作るのが結婚式の祝電におけるマナーです。
結婚式というものはパーソナルなものですから、結婚式の祝電の内容が身内受けと言う場合もマナー違反になります。
「無難で厭だな」と感じるくらいの結婚式の祝電のほうが、実際には好まれていますし、マナーからも外れません。
結婚式の祝電のマナー オモシロネタは?
結婚式の祝電に、新郎・新婦がつい微笑んでしまうようなネタを織り込みたいとお考えになっている方が大多数ではないでしょうか。
ところが結婚式の祝電には意外と「使えるネタ」は限られてくるものですから、意外と難しくなってきますよね。
絶対に新郎・新婦に受けるだろう、と結婚式の祝電にネタを織り交ぜたら、逆に失礼になってしまう場合も少なくはありません。
また晩婚化も進んでいますから、結婚式の祝電に今までポピュラーに使われていた「早く元気な赤ちゃん」というネタも使いにくくなりました。
そこで結婚式の祝電に使うべきネタというものは、言葉遊びであるとか、そういう凝ったことはしないで、スタンダードなものが良いと思います。
加えて結婚式の祝電のネタで「結婚後もお仕事を頑張ってください」というのは、意外と新郎・新婦のご家族に不評なこともあります。
つまりユーモアのつもり、激励のつもりでおりこんだネタが失礼になったり、不快感を与えることもあります。
結婚式の祝電に使えるネタで会社の同僚が送ったものですが、「当社は完璧な管理をしておりますので、保証つきです」というものがあります。
この結婚式の祝電で使われたネタはかなり好評で、新郎側も新婦側も非常に嬉しく、また面白く感じられたそうです。
また、新郎、新婦の上司に当たる方の送った結婚式の祝電には「もしも取り扱いにお悩みでしたら、いつでもご相談ください」というネタがあったそうです。
これも一歩間違えるとブラックジョークになりかねないのですが、優しい言い回しで、出席者全員に受けるネタだったようです。
友人の立場で結婚式の祝電にネタを交えるのであれば、このネタを参考にして、新郎・新婦を喜ばせるようなものにしたいですよね。
結婚式の祝電のマナー ぬいぐるみは?
結婚式の祝電もここ数年の間でさまざまなタイプが出てきていますが、意外と贈られた新郎・新婦は困るのが、ぬいぐるみです。
確かにぬいぐるみの結婚式の祝電は、見栄えがするかもしれませんが、あとで非常に新郎・新婦は置く場所に困るものなのです。
まさか捨てるわけにもいかないものが結婚式の祝電ですから、常識を踏まえていれば、おすすめ出来きません。
どうしても結婚式の祝電にぬいぐるみタイプの物が贈りたいのであれば、式には普通のタイプを、新居にぬいぐるみタイプをとしたほうがスマートでしょう。
なお結婚式は主役である新郎・新婦は非常に忙しいものですから、片づけに時間のかかるぬいぐるみタイプの結婚式の祝電は有難迷惑かもしれません。
たとえば新婦がぬいぐるみ好きであっても、結婚式の祝電には避けたほうがいいのではないでしょうか。
ぬいぐるみは改めてプレゼントするということにして、結婚式にはスタンダードなものがおすすめです。
まとめ
結婚式の祝電の達人になってきますと、マナーを踏まえながらも、うまくユーモアを交えて送れるようになります。
また結婚式の祝電のマナーで忘れてはいけないのは、下ネタを織り込んで、笑いをとろうとすることはいけない、ということです。
結婚式の祝電で下ネタなどを織り込んだ場合、もっと人格を疑われますし、出席者に不快感を与えてしまう危険性もあるからです。
ところが最近は意外と結婚式の祝電のマナーに無頓着な方も増えていますから、自分が公の場面で送られたら困る、という内容は避けるべきですね。
結婚式に出席していらっしゃる方々のこと、新郎・新婦のことを考慮し、マナーを守って祝電を送るようにしてくださいね。