グルコサミンが骨と骨をつないでいる関節の軟骨に働きかけて、関節のトラブルを緩和してくれるという効果は有名ですよね。
でも、グルコサミンには副作用があって、特に糖尿病の方には、このグルコサミンが危険だという説もあることをご存知でしょうか。
糖尿病でない方でも血糖値が影響する場合があるようなので、ここでは、その理由について解説していきます。
グルコサミンの副作用とは?
グルコサミンを摂取するに当たって気をつけなければならない人は、カニやエビの甲殻類にアレルギーがある人になるかもしれませんね。
それは、多くのサプリメントなどに形を変えているグルコサミンはカニやエビの殻にあるキチンから抽出されているからです。
そのため、グルコサミンを関節のトラブル対策に飲んだだけなのに、副作用としてアレルギーが出る場合も少数ですがあるそうです。
そして、グルコサミンに副作用があるとすれば、消化があまり良くないようなので、胃をはじめとした消化器に起こる場合があります。
胃がムカムカしたり、胸やけを起こしたり、下痢を起こしたり、胃が痛くなるなどの消化器系の症状が見られます。
しかしながら、食事をとりながらグルコサミンを摂取するようにすれば、かなりの割合で副作用は免れるそうなので、注意して摂取すればほとんどの場合は大丈夫です。
その他、胃などに潰瘍が出来ている方も、グルコサミンを摂取する場合には医師の診断やアドバイスをいただいたほうがよさそうです。
グルコサミンは糖尿病患者には危険?
グルコサミンが骨と骨をつないでいる関節の軟骨に働きかけて、関節のトラブルを緩和してくれるという働きは有名ですよね。
ところが糖尿病を患っていらっしゃる方には、このグルコサミンが危険だという説もあることをご存知でしょうか。
実はグルコサミンはインスリンが有効に働かなくさせてしまうという効果があるそうなので、そう言われているのかもしれません。
ところが実際のデータではグルコサミンが糖尿病の方にとっては大問題の血糖値を上げるということはないのだそうです。
ですから実際のところではグルコサミンが糖尿病の方にとって危険だとは言い切れないので、それほど問題ではないようです。
しかしながら同じ糖尿病の方でもインスリンが非常に数値的に低く、血糖値が常に高い方の場合であるとグルコサミンが危険になってしまう恐れがあります。
グルコサミン自体が「アミノ酸で作られている糖」ともいう呼び名があるくらいですから、やはり糖尿病の方は慎重になったほうがいいでしょう。
グルコサミンは血糖値が影響する?
グルコサミンを控えなければならない方は重度の糖尿病の方だけではなく、子供、高齢者、妊娠中の女性も挙げられます。
こうした方々は血糖値が不安定である場合が多く、グルコサミンの副作用が出やすいそうです。
確かに、グルコサミンは関節のトラブルにとても効果的ではあるのですが、それは健康状態が安定している方に対してですね。
やはり、何か持病のある方は、素人判断でグルコサミンを摂取するのではなく、医師に相談してからのほうがいいと思います。
まとめ
グルコサミンは本当のところ、空腹時に摂取したほうが効果的なのだそうですが、胃の不調などの副作用が起こりやすくなるのが難点です。
グルコサミンのサプリメント服用で胃腸などに不調が起こってしまったら、やはり摂取方法を変更したほうがいいかもしれません。
実は、グルコサミンは皮膚からも体内に吸収されるという成分とのことで、今は痛みを感じたら、その部分に塗っている人が増えているそうです。
塗るタイプのグルコサミンなども販売されていますので、試してみてはいかがでしょうか?