グルコサミンとコンドロイチン、どちらも最近はサプリメントに多く含まれている成分として世に広まってきています。
これらがどんな成分なのかを知らずに、ただただ身体に良いからといって口にしている人もいるかもしれませんね。
どちらも関節痛などに効くとか、身体が活動的になるなどと効能を謳ってサプリメントに含まれていることが多いですね。
でも、グルコサミンとコンドロイチンって、何が違うのでしょうか?
グルコサミンとコンドロイチンの違いとは?
グルコサミンとコンドロイチンは、化学構造にも違いがありますが、もちろんそれを知ったところで専門家でなければ特に役には立ちません。
どのような効能があるのか、その違いが何なのかに対して最も大きな興味があると思いますが、どちらも軟骨などを形成している成分であり、年齢とともに減っていくという性質を持っています。
強いて違いを言えば、含まれている植物や動物などに違いがある、あるいは、それらが存在している体内の組織の幅に違いがあるといった程度でしょうか。
グルコサミンは軟骨などの骨、骨髄に存在していますが、コンドロイチンは皮膚、眼、脳、血管など、骨以外にも多く存在しているという違いがあります。
だからといってコンドロイチンを摂取した方が身体に良いというわけではないのが難しいところですね。
グルコサミンとコンドロイチンのそれぞれの効果は?
グルコサミンとコンドロイチンの効果を一言で言ってしまうと、軟骨をサポートしてくれる、というものです。
ただ、このグルコサミンとコンドロイチンには微妙に効果に差があるとする人もいます。
そう訴えている人が言うことには、コンドロイチンは軟骨がすり減るのを防いでくれる効果を持っているとされ、一方のグルコサミンはすり減ってしまった軟骨を蘇らせる効果があるとのこと。
どちらも軟骨に良いとは言うものの、こう聞くと少し効果には違いがあり、どちらを摂取したいのかが変わってくるような気もしてきますよね。
この話が本当であればグルコサミンを摂取した方が軟骨が再生すると考えられますから、予防ではなく既に膝などの関節に痛みを感じている人はグルコサミンを積極的に摂取したいと思うはず。
しかしコンドロイチンは軟骨だけではなく身体の中の至るところに存在しているので、摂取することで軟骨以外の健康にも寄与してくれると考えられます。
やはりベストはグルコサミンとコンドロイチン、どちらも多く摂取しておくとよいかもしれません。
グルコサミンとコンドロイチンを比較してみたら?
しばしば、グルコサミンとコンドロイチンの比較が行われることがありますが、この両者の相違点とは何なのか、そして共通点はあるのかなどについて考えていきましょう。
違う物質であることを考えれば当然相違点があるのですが、この成分を必要としている人が知っておきたい相違点としては、これらが含まれている食べ物があります。
グルコサミンが含まれている食べ物はカニやエビです。
特に殻のキチン質と呼ばれる部分に入っているのはあまりにも有名。
ウナギやイカの軟骨、キノコ類にも含まれています。
一方のコンドロイチンはウナギやドジョウ、フカヒレ、そしてこちらも軟骨にはとりわけ多く含まれていると言われています。
比較してみると多少の違いはありますが、健康的な食べ物に多く含まれているという共通点は見出せるのではないでしょうか。
強いて言えばコンドロイチンは納豆や山芋、オクラやなめこなど、ネバネバしているものに多く含まれているという特徴も持っています。
どちらの方が身体や関節にとって良いのかという比較は恐らく不毛の議論。
どちらも摂取しておいた方が良いと思いますし、どうせサプリメントを飲むのであれば今では親切にどちらもが配合されているサプリメントがあるわけですから、それを選んでおいた方がいいでしょう。
まとめ
グルコサミンもコンドロイチンもどちらも高齢者の為の栄養素という認識がされているかもしれませんが、決してそんなことはありません。
共に20代で体内に存在する量が減ると言われています。
その後積極的に摂取しなければ身体が急速に衰えていってしまいますから、若いうちから食事やサプリメ ントなどから摂取しておいた方がいいのです。
また、どちらの成分も軟骨に効くだけではなく美容にも効果があると言われています。
特に肌への働きかけは素晴らしいとされているので、若い女性も取り入れておいて損はないでしょう。