ワールドカップジャンプ女子の2016-2017シーズンの最終戦となる第19戦、オスロ大会が3月12日にノルウェーで開催されます。
平昌郡で優勝、ついにワールドカップ通算53勝タイ記録を達成した高梨沙羅には異次元の大ジャンプで54勝最多更新を期待したいですね。
ここでは、オスロ大会の日程、速報、結果を紹介していきます。
ワールドカップジャンプ女子2017オスロの日程は?
2016-2017シーズン ワールドカップジャンプ女子のスケジュールは以下の通りで、オスロ大会は3月12日(日)のみとなります。
2016.12.02 個人第1戦 リレハンメル (ノルウェー) HS100/K90~高梨沙羅が優勝
2016.12.03 個人第2戦 リレハンメル (ノルウェー) HS100/K90~高梨沙羅が優勝
2016.12.10 個人第3戦 ニジニ・タギル (ロシア) HS97/K90~マレン・ルンドビーが優勝
2016.12.11 個人第4戦 ニジニ・タギル (ロシア) HS97/K90~高梨沙羅が優勝
2017.01.07 個人第5戦 オーベルシュトドルフ (ドイツ) HS137/K120~高梨沙羅が優勝
2017.01.08 個人第6戦 オーベルシュトドルフ (ドイツ) HS137/K120~高梨沙羅が優勝
2017.01.14 個人第7戦 札幌/宮の森 (日本) HS100/K90~伊藤有希が優勝
2017.01.15 個人第8戦 札幌/宮の森 (日本) HS100/K90~マレン・ルンドビーが優勝
2017.01.20 個人第9戦 蔵王/クラレ蔵王シャンツエ (日本) HS106/K95~伊藤有希が優勝
2017.01.21 個人第10戦 蔵王/クラレ蔵王シャンツエ (日本) HS106/K95~伊藤有希が優勝
2017.01.28 個人第11戦 ラスノフ (ルーマニア) HS100/K90~マレン・ルンドビーが優勝
2017.01.29 個人第12戦 ラスノフ (ルーマニア) HS100/K90~高梨沙羅が優勝
2016.02.04 個人第13戦 ヒンツェンバッハ (オーストリア) HS94/K85~高梨沙羅が優勝
2016.02.05 個人第14戦 ヒンツェンバッハ (オーストリア) HS94/K85~高梨沙羅が優勝
2017.02.11 個人第15戦 リュブノ (スロベニア) HS95/K85~マレン・ルンドビーが優勝
2017.02.12 個人第16戦 リュブノ (スロベニア) HS95/K85~カタリナ・アルトハウスが優勝
2017.02.15 個人第17戦 平昌郡 (韓国) HS109/K98~伊藤有希が優勝
2017.02.16 個人第18戦 平昌郡 (韓国) HS109/K98~高梨沙羅が優勝
2017.02.24 世界選手権個人 ラハティ (フィンランド) HS100/K90~カリーナ・フォークトが優勝
2017.02.26 世界選手権混合団体 ラハティ (フィンランド) HS100/K90~ドイツが優勝
2016.03.12 個人第19戦 オスロ (ノルウェー) HS134/K120
HS:ヒルサイズ~ジャンプ台の大きさ。これ以上飛んだら危険というライン。
K:K点。一流選手であれば飛べるレベルの標準ライン。
ワールドカップジャンプ女子2017オスロ大会の見どころは?
ノルウェーのオスロ大会のジャンプ台はホルメンコーレン・ジャンプ競技場、ヒルサイズ134m、K点120mのラージヒルの大会となります。
2016年のオスロ大会は
第1位 305.8P 高梨沙羅(日本)137.5m/136.0m
第2位 285.1P マレン・ルンドビー(ノルウェー)136.5m/134.0m
第3位 254.7P イリーナ・アブバクモワ(ロシア)130.0m/125.0m
第7位 245.1P 伊藤有希(日本)128.5m/115.5m
第12位 212.3P 勢藤優花(日本)117.5m/119.5m
第15位 201.5P 岩渕香里(日本)123.0m/113.0m
で、高梨沙羅が優勝しました。
今シーズンの高梨沙羅選手はここまで16戦で9勝、得意のオスロで優勝、ワールドカップ通算記録単独の54勝を狙います。
2017年の優勝争いの最大のライバルは、札幌で初優勝を飾り、蔵王で2連勝、平昌郡でも優勝した現在総合ランキング2位の伊藤有希です。
伊藤有希は昨シーズンの悩みから立ち直り、スケールの大きなジャンプを披露して、高梨沙羅に肉薄しています。
そして札幌、ラフノフ、リュブノ含め今季W杯4勝、総合ランキング3位のマレン・ルンドビー(ノルウェー)は現在絶好調で手強いライバルです。
また、どんどん調子を上げてきているドイツ勢、リュブノでW杯初優勝を飾った20歳のカタリナ・アルトハウス(ドイツ)、ソチオリンピック、世界選手権金メダリストのカリーナ・フォークト(ドイツ)も怖い存在になってきました。
その他金メダル争いに加わってくるのは、調子が上がってきた元W杯女王のダニエラ・イラシコ シュトルツ(オーストラリア)、19歳のキアラ・ヘルツル(オーストラリア)、今季成長著しい18歳のエマ・クリネツ(スロベニア)です。
今シーズンのワールドカップ第18戦(2017.2.16 平昌)終了後の総合順位は次の通り。
第1位 1375P 高梨沙羅(日本)
第2位 1108P 伊藤有希(日本)
第3位 1049P マレン・ルンドビー(ノルウェー)
第4位 726P カタリナ・アルトハウス(ドイツ)
第5位 717P ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)
第6位 687P カリーナ・フォークト(ドイツ)
第7位 590P エマ・クリネツ(スロベニア)
第8位 531P イリーナ・アブバクモワ(ロシア)
第9位 499P ジャクリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)
第10位 468P ウルト・スベニア(ドイツ)
第12位 380P 勢藤優花(日本)
第18位 246P 岩渕香里(日本)
高梨沙羅選手と幼馴染みで同い年の勢藤優花選手、少し調子が下降気味ですが、総合ランキング12位とトップ10入りが視えてきました。
一発が魅力の岩渕香里選手、今季は目立った戦績は無かったですが、終盤にきてかなり調子が上がってきました。
遠くへ飛ぶ力はあるので、表彰台を期待したいですね。
何が起きるか分からないのがスキージャンプの醍醐味、このオスロ最終戦で、高梨沙羅選手は歴史に残る記録を更新することができるでしょうか?
W杯第19戦 オスロ大会 3月11日(土)~3月12日(日)の予定と結果速報
公式練習
3月11日(土)16:30 公式練習 ※日本時間
ゲートファクターとウインドファクターを加えた飛距離点のみ3回の合計での順位です。
1位:186.0P 伊藤有希(日本) 127.0m/123.5m/123.0m
2位:155.2P 高梨沙羅(日本) 128.0m/112.5m/113.5m
3位:150.1P カリーナ・フォークト(ドイツ)118.5m/118.5m/118.0m
4位:143.6P マレン・ルンドビー(ノルウェー)118.0m/109.5m/118.5m
5位:140.0P ジャクリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)116.5m/116.0m/116.0m
※ゲートは22番ですが、伊藤有希と高梨沙羅の2本目、3本目のみ20番ゲートに下げてスタート。
トライアル
3月12日(日)17:30 トライアル ※日本時間
競技
3月12日(日)18:30 競技 ※日本時間
テレビ放映はNHK BS1で予定されています。
3月12日(日)午後6:25 – 午後6:49 ライブ
3月12日(日)午後6:49 – 午後8:30 ライブ ※サブチャネル
3月13日(月)午前9:00 – 午前10:50 録画
伊藤有希が優勝、高梨沙羅は2位!
第1位 258.7P 伊藤有希(日本)130.0m/124.5m
第2位 251.0P 高梨沙羅(日本)127.0m/126.0m
第3位 250.8P マレン・ルンドビー(ノルウェー)129.0m/124.5m
第4位 237.0P カタリナ・アルトハウス(ドイツ)124.5m/121.5m
第5位 234.7P ジャクリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)121.5m/122.5m
第10位 196.1P 勢藤優花(日本)119.0m/112.5m
第12位 190.1P 岩渕香里(日本)108.5m/122.0m