サマーグランプリ女子2017の開幕戦まであと数日となりました。
今シーズンも高梨沙羅選手の別次元の圧倒的大飛躍に期待したいですが、その前に札幌市長杯サマージャンプ2連戦に出場します。
ここでは8月4日(金)開催の第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会ノーマルヒル女子組の日程と見どころ、結果についてお知らせします。
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会の日程は?
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会の日程は以下の通りです。
8月4日(金)10:00~ 宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ:100m、K点90m)
伊藤有希選手などジャンプワールドカップ遠征組も参戦予定です。
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会の見どころは?
昨シーズン、ワールドカップジャンプ女子で総合優勝二連覇を果たした高梨沙羅選手、今シーズンもサマーグランプリ女子2017の開幕戦まであと1週間と迫りました。
2017-2018シーズンのワールドカップジャンプ女子の日程はこちらです。
⇒ワールドカップジャンプ女子 2017-2018 高梨沙羅 日程と結果速報
昨年の第34回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会では伊藤有希選手が僅差で高梨沙羅選手を押さえて優勝しました。
優勝:250.0P 伊藤有希 94.5m/97.5m
第2位:248.0P 高梨沙羅 96.5m/94.5m
第3位:211.5P 勢藤優花 94.0m/82.0m
今シーズンは朝日大会、サンピラー国体記念でそれぞれ優勝を分かち合っている高梨沙羅選手と伊藤有希選手の大ジャンプに期待したいですね。
追随する勢藤優花選手、岩渕香里選手、成長が注目される岩佐明香選手、渡邉陽選手、期待の高校生の鴨田鮎華選手、勢藤理桜選手の活躍も見ものです。
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会のチケットは?
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会のチケットは、「2017サマージャンプ大会 競技共通入場券」を購入します。
前売りは
大丸プレイガイド(札幌市内)
ローソンチケット
チケットぴあ
で、高校生以上800円で購入できます。
当日券は宮の森ジャンプ競技場入口の券売所で高校生以上1,000円で購入できます。
宮の森ジャンプ競技場へのアクセスは?
宮の森ジャンプ競技場へのアクセスはこちらを参考にしてください。
⇒宮の森ジャンプ競技場へのアクセスはバスがベスト?駐車場は?
第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会の結果
当日の競技終了後、宮の森ジャンプ競技場から戻り次第、お知らせします。
【1本目】
高梨沙羅の1本目はなんと104.0m、宮の森のバッケンレコードを更新!
伊藤有希は97.0mで2位。
【2本目】
伊藤有希が大逆転優勝!
優勝:249.0P 伊藤有希 97.0m/93.5m
第2位:248.0P 高梨沙羅 104.0m/89.5m
第3位:198.5P 勢藤優花 87.5m/81.5m
第4位:174.0P 岩佐明香 78.0m/79.5m
第5位:164.5P 岩渕香里 83.0m/71.0m
第6位:158.5P 御家瀬恋 75.5m/75.5m
第7位:153.5P 鴨田鮎華 77.5m/70.5m
第8位:151.0P 茂野美咲 79.0m/68.0m
【総評】
1本目に高梨沙羅選手が、104.0mの超大ジャンプ、2014年の札幌市長杯で自身が飛んだ100.5mを大幅に更新しました。
さすがに尻もちを着きかけるほどしゃがみ込んだランディング、飛型点は減点となりました。
男子と同様、女子もスタートゲートがどんどん下がり、1本目も9番ゲートからスタート。
2014年の札幌市長杯は21番ゲート、2017年のワールドカップ札幌では14番ゲート(高梨沙羅、伊藤有希は11番ゲート)でしたので、女子ジャンプも低速時代突入です。
その低速となる9番ゲートからのスタートで104.0mの超大ジャンプ、これは凄いとしか言いようがありません。
そして、2本目は更に下がった7番ゲートからのスタート。
7番ゲートと言えば、男子のトライアルで使ったゲートです。
さすがに男子の本番は4番ゲートでしたが。
この下がった7番ゲートからのスタート、超低速の踏み切り速度が各選手の明暗を分けました。
ほとんどの選手が5~10m飛距離を落とす中で、伊藤有希選手は素晴らしいジャンプをしました。
逆に高梨沙羅選手は、超低速の踏み切り速度にサッツのタイミングが合わなかったのか、失速してしまいました。
低速の場合は勢いがないので、精度の高い踏み切りが必要となりますが、ワールドカップでも年々ゲートが下がってきているので、この精度の高い踏み切りの確度を如何に上げるかが課題となります。
1本目と2本目のインターバルにも、Tシャツと短パン姿で黙々と走りこんでいた高梨沙羅選手の努力には頭が下がります。
観覧スペース内で走っているので、一般の人と接触するのではないかとヒヤヒヤしましたが、廻りの人たちは何事もなかったかのように、暖かく見守っていました。
ともあれ、足腰を徹底的に鍛えることで、ジャンプの安定感が増すはずですから、明日の大倉山でもバッケンレコードを超す大ジャンプを期待したいですね。