ワールドカップジャンプ女子 2016-2017シーズンの第5戦と第6戦、高梨沙羅の2017年初戦がドイツのオーベルストドルフで1月7日~8日に開催されます。
昨年ノーマルヒルのヒルレコードを更新した高梨沙羅にはラージヒルのヒルレコードを更新する大ジャンプを期待したいですね。
ここでは、日程、速報、結果を紹介していきます。
ワールドカップジャンプ女子2017オーベルストドルフの日程は?
2016-2017シーズン ワールドカップジャンプ女子のスケジュールは以下の通りで、オーベルストドルフ大会は1月7日(土)~1月8日(日)の2連戦となります。
2016.12.02 個人第1戦 リレハンメル (ノルウェー) HS100/K90~高梨沙羅が優勝
2016.12.03 個人第2戦 リレハンメル (ノルウェー) HS100/K90~高梨沙羅が優勝
2016.12.10 個人第3戦 ニジニ・タギル (ロシア) HS97/K90~高梨沙羅が3位
2016.12.11 個人第4戦 ニジニ・タギル (ロシア) HS97/K90~高梨沙羅が優勝
2017.01.07 個人第5戦 オーベルシュトドルフ (ドイツ) HS137/K120
2017.01.08 個人第6戦 オーベルシュトドルフ (ドイツ) HS137/K120
2017.01.14 個人第7戦 札幌/宮の森 (日本) HS100/K90
2017.01.15 個人第8戦 札幌/宮の森 (日本) HS100/K90
2017.01.20 個人第9戦 蔵王/クラレ蔵王シャンツエ (日本) HS106/K95
2017.01.21 個人第10戦 蔵王/クラレ蔵王シャンツエ (日本) HS106/K95
2017.01.28 個人第11戦 ラスノフ (ルーマニア) HS100/K90
2017.01.29 個人第12戦 ラスノフ (ルーマニア) HS100/K90
2016.02.04 個人第13戦 ヒンツェンバッハ (オーストリア) HS94/K85
2016.02.05 個人第14戦 ヒンツェンバッハ (オーストリア) HS94/K85
2017.02.11 個人第15戦 リュブノ (スロベニア) HS95/K85
2017.02.12 個人第16戦 リュブノ (スロベニア) HS95/K85
2017.02.15 個人第17戦 平昌郡 (韓国) HS109/K98
2017.02.16 個人第18戦 平昌郡 (韓国) HS109/K98
2017.02.24 世界選手権個人 ラハティ (フィンランド) HS100/K90
2017.02.26 世界選手権団体 ラハティ (フィンランド) HS100/K90
2016.03.11 個人第19戦 オスロ (ノルウェー) HS134/K120
HS:ヒルサイズ~ジャンプ台の大きさ。これ以上飛んだら危険というライン。
K:K点。一流選手であれば飛べるレベルの標準ライン。
ワールドカップジャンプ女子2017オーベルストドルフ大会の見どころは?
2017年のドイツのオーベルストドルフ大会のジャンプ台はシャッテンベルクシャンツェ、ヒルサイズ137m、K点120mのラージヒルの大会となります。
昨年は隣のエルディンガーアリーナでヒルサイズ106m、K点95mのノーマルヒルの大会でした。
2016年のこの大会では高梨沙羅はヒルサイズ越えの107.0mを飛びW杯ヒルレコードを更新しました。
昨年、ワールドカップジャンプ女子2016オーベルストドルフ大会の結果は
【オーベルストドルフ個人第8戦 2016.1.30】
第1位 278.5P 高梨沙羅(日本)104.0m/107.0m
第2位 251.7P ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)97.5m/100.0m
第3位 250.2P エマ・クリネツ(スロベニア)92.5m/99.5m
第10位 217.6P 伊藤有希(日本)87.0m/88.0m
第11位 217.5P 勢藤優花(日本)89.5m/95.0m
第19位 211.2P 岩渕香里(日本)90.0m/95.0m
【オーベルストドルフ個人第9戦 2016.1.31】
第1位 271.2P 高梨沙羅(日本)102.5m/97.0m
第2位 257.6P ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)98.0m/98.0m
第3位 254.1P マレン・ルンドビー(ノルウェー)94.0m/104.0m
第7位 248.8P 勢藤優花(日本)96.0m/98.5m
第8位 246.6P 伊藤有希(日本)95.0m/91.5m
第14位 229.0P 岩渕香里(日本)91.5m/96.0m
で、高梨沙羅選手は2連勝を飾りました。
今季の高梨沙羅選手はここまで4戦で3勝、連勝は途切れてしまいましたが、得意のラージヒルで2連勝を狙います。
2017年の優勝争いのライバルは、現在総合ランキング2位で元W杯女王のダニエラ・イラシコ シュトルツ(オーストラリア)、昨年のリュブノで優勝したマヤ・ブティッチ(スロベニア)、W杯3戦目ニジニ・タギルで優勝したマレン・ルンドビー(ノルウェー)、調子を落としていますが大ジャンプを連発するようになった19歳のキアラ・ヘルツル(オーストリア)、2016年のオーベルストドルフ大会第8戦で3位にはいった18歳のエマ・クリネツ(スロベニア)です。
そして、ソチオリンピック金メダリスト、サマーグランプリ2016総合ランクで2位に入ったカリーナ・フォークト(ドイツ)、安定したジャンプで上位に付けているジャクリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)、イリーナ・アブバクモワ(ロシア)も虎視眈々と優勝を狙っています。
さらに、かつての女王で高梨沙羅のライバル、大怪我から復活したサラ・ヘンドリクソン(アメリカ)がランキングトップ10目前まで復活してきました。
その他の日本人選手も負けてはいません。
レジェンド葛西紀明選手のもとで進化を続ける伊藤有希選手はリレハンメルの開幕2連戦で2日続けて2位に入り、現在総合ランキング3位に付けています。
飛型も葛西紀明選手に似てきたラージヒルが得意な伊藤有希選手にも優勝のチャンスがあります。
そして、高梨沙羅選手と幼馴染みで同い年の勢藤優花選手、リレハンメルでは条件に恵まれませんでしたが、徐々に調子を上げてきており、ワールドカップでの表彰台も期待できます。
また、一発が魅力の岩渕香里選手、今季は出足不調ですが、遠くへ飛ぶ力はあるので、復調を期待したいですね。
何が起きるか分からないのがスキージャンプの醍醐味、このオーベルストドルフ2連戦で、高梨沙羅選手は連勝を伸ばすことができるでしょうか?
W杯第5戦 オーベルストドルフ大会 1月7日(土)の予定と結果速報
1月6日(金)23:00 公式トレーニング開始 ※日本時間
1月7日(土)午前0:30 予選開始 ※日本時間
1月7日(土)23:15 トライアル開始 ※日本時間
1月8日(日)午前0:20 競技開始 ※日本時間
テレビ放映はNHK BS1で予定されています。
1月8日(日)午前0:20-(午前2:25) ライブ
1月8日(日)午前10:00-(午前11:50) 録画
【公式トレーニング】
さて、1回目の試技開始です。
スタートゲートは18番です。
田中温子(カナダ)が115.0mでトップ。
岩渕香里も115.0mでトップ。
16歳のニカ・クリズナー(スロベニア)が117.5mでトップ。
19歳のキアラ・ヘルツル(オーストリア)が119.5mでトップ。
まだ、調子が上がっていないようです。
勢藤優花は107.0m。
カリーナ・フォークト(ドイツ)が122.5mでトップ。
サラ・ヘンドリクソン(アメリカ)は111.0m。
伊藤有希はゲートを15番に下げて、123.0m。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)はゲートを16番に上げて120.0m。
高梨沙羅はゲートを14番まで下げたのに、137.0mの大ジャンプ。
凄過ぎ。
2回目の試技は16番ゲートから。
岩渕香里が124.0mでトップ。
伊藤有希はゲートを15番に下げて、124.0m。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)はゲートを16番に上げて117.5m。
高梨沙羅はゲートを14番まで下げて、124.5mのジャンプ。
【予選】
岩渕香里は113.5m、5位で予選通過。
勢藤優花は102.0m、13位で予選通過。
総合ランク3位で予選免除の伊藤有希は122.5m。
総合ランク1位で予選免除の高梨沙羅は最長不倒の127.5m。
【トライアル】
スタートゲートは17番です。
岩渕香里、少し追い風の中、109.5m。
19歳のキアラ・ヘルツル(オーストリア)が127.5mでトップ。
勢藤優花が123.5mで2位。
カリーナ・フォークト(ドイツ)が127.5mで2位に浮上。
サラ・ヘンドリクソン(アメリカ)は118.0mで4位。
イリーナ・アブバクモワ(ロシア)が132.0mでトップ浮上。
伊藤有希が16番ゲートに下げて、129.0mでトップ。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)はゲートを15番に下げて、119.5mで6位。
高梨沙羅もゲートを15番に下げて、129.0mでトップ。
2位は伊藤有希。
【1本目】
いよいよ本番、1本目のスタートゲートは18番です。
岩渕香里、112.0m、104.1P。
勢藤優花が103.5m、93.6P。
伊藤有希が17番ゲートで、121.5m、125.6Pで2位。
高梨沙羅はゲートを16番に下げて、131.0m、142.9Pでトップ。
2位はイリーナ・アブバクモワ(ロシア)が117.5m、127.9Pで2位。
3位は伊藤有希。
岩渕香里が10位、勢藤優花が12位。
【2本目】
2本目のスタートゲートは17番です。
ゲートは18番に変更。
マレン・ルンドビー(ノルウェー)が100.0m/104.0m、191.0Pで現在2位。
サラ・ヘンドリクソン(アメリカ)が107.0m/119.0m、208.3Pで現在トップ。
勢藤優花は103.0m/103.0m、181.5Pで現在6位。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が111.0m/111.0m、204.1Pで現在2位。
岩渕香里が112.0m/112.5m、204.4Pで現在2位。
キアラ・ヘルツル(オーストリア)が113.5m/123.0m、230.6Pで現在トップ。
カリーナ・フォークト(ドイツ)が117.0m/122.5m、235.5Pで現在トップ。
伊藤有希が121.5m/131.5m、259.7Pで現在トップ。
イリーナ・アブバクモワ(ロシア)が117.5m/132.0m、260.5Pで現在トップ。
高梨沙羅はなんとゲートを4つ下の14番に下げて129.0m、283.4P(131.0m/129.0m)で圧勝。
伊藤有希は3位表彰台。
【最終順位】
第1位 283.4P 高梨沙羅(日本)131.0m/129.0m
第2位 260.5P イリーナ・アブバクモワ(ロシア)117.5m/132.0m
第3位 259.7P 伊藤有希(日本)121.5m/131.5m
第4位 242.3P カタリナ・アルトハウス(ドイツ)119.5m/124.0m
第5位 235.5P カリーナ・フォークト(ドイツ)117.0m/122.5m
第6位 230.6P キアラ・ヘルツル(オーストリア)113.5m/123.0m
第11位 204.4P 岩渕香里(日本)112.0m/112.5m
第16位 181.5P 勢藤優花(日本)103.5m/103.0m
W杯第6戦 オーベルストドルフ大会 1月8日(日)の予定と結果速報
1月8日(日)23:00 予選開始 ※日本時間
1月9日(月)午前0:20 競技開始 ※日本時間
テレビ放映はNHK BS1で予定されています。
1月9日(月)午前0:20-(午前2:25) ライブ
1月9日(月)午前8:00-(午前9:50) 録画
【予選】
岩渕香里は112.0m、3位で予選通過。
勢藤優花は109.0m、8位で予選通過。
総合ランク3位で予選免除の伊藤有希は129.0m。
総合ランク1位で予選免除の高梨沙羅は最長不倒の131.0m。
【1本目】
岩渕香里は112.0m、90.4Pで14位。
伊藤有希は108.0m、95.9Pで12位。
勢藤優花は121.0m、106.7Pで7位。
高梨沙羅は124.0mで、最長不倒こそエマ・クリネツ(スロベニア)の127.5mに譲りましたが、ポイント僅差で1位。
【2本目】
岩渕香里が112.0m/110.5m、185.8Pで14位。
勢藤優花は121.0m/109.5m、204.7Pで11位。
伊藤有希が108.0m/128.0m、2本目に大ジャンプも223.6Pで惜しくも0.1ポイント差で4位。
高梨沙羅は124.0m/129.0m、263.0Pで優勝♪
2位は127.5m/115.5m、234.1Pのエマ・クリネツ(スロベニア)。
3位は112.5m/124.5m、223.7Pのイリーナ・アブバクモワ(ロシア)。
【最終順位】
第1位 263.0P 高梨沙羅(日本)124.0m/129.0m
第2位 234.1P エマ・クリネツ(スロベニア)127.5m/115.5m
第3位 223.7P イリーナ・アブバクモワ(ロシア)112.5m/124.5m
第4位 223.6P 伊藤有希(日本)108.0m/128.0m
第5位 223.4P ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)117.0m/117.5m
第6位 217.0P マレン・ルンドビー(ノルウェー)121.5m/114.0m
第11位 204.7P 勢藤優花(日本)121.0m/109.5m
第14位 185.8P 岩渕香里(日本)112.0m/110.5m
さぁ、次はいよいよ札幌2連戦です♪