恵方巻きというのは、節分に食べる太巻きのことを指しますが、正しい作り方食べ方をしっかり学ぶ必要があります。
必ず幸運が訪れるよう、その年の恵方の方角に向かって食べるというのが基本です。
恵方巻きには、いろいろな意味があって、商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、という意味が込められています。
厄落としの意味ももっています。
ここでは、恵方巻きの正しい作り方食べ方、恵方の方角、いつ食べるのがよいかについて解説していきます。
恵方巻きの正しい作り方食べ方は?
恵方巻きというのは、見栄えがよくて豪華に見えるので、正しい作り方をマスターしておくと、パーティーに重宝します。
まず、作り方をマスターする前に、恵方巻きを作るには、酢飯を茶碗1杯分と板海苔1枚、そして寿司ネタか必要です。
恵方巻きを作るには、まず、まきすに板海苔を乗せますが、その際、まきすの手前ギリギリのところに板海苔を乗せるのがコツです。
酢飯を乗せる時が恵方巻きでは大事で、板海苔の奥を3cmほど残して酢飯を乗せるというのがポイントになります。
そして、次に恵方巻きのネタを乗せるのですが、その際、酢飯の真ん中より少し手前にネタを乗せていきます。
具材は、七福神に因み、恵方巻きには、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶなどの七種類の具を入れます。
次にいよいよ恵方巻きの巻き方ですが、その時のコツは、板海苔の一番手前部分が大事で、形をキレイに整えていきます。
そして、半回転させ、最初に残した3cmの余白部分の海苔が下にくるように形を整えていきます。
巻き方がきちんとできた恵方巻きは、きれいな「の」の字になるので、すぐにわかります。
次に恵方巻の正しい食べ方ですが、その年の恵方に向かって食べるというのが基本です。
目を閉じて願い事を思い浮かべながら恵方巻きをまるかぶりすると、福を呼ぶことができると言われています。
まるかぶりするのが恵方巻きの習わしで、食べている間は、無言でというのが、通例です。
恵方巻きを食べる時に向く方角は?
恵方巻きは、毎年違う方角にある歳徳神の方角を向いて食べるという風習があり、巻きずしは福を巻き取りながら食べるという意味があります。
要するにその年の幸せを願うために恵方巻きを食べるわけで、恵方は2000年頃から、16方位に言い換えるケースが多くなっています。
16方位が今ではなじみがありますが、方向が簡略化されていることから、恵方巻きの本来の方角とずれが生じています。
方角をシンプルに見ていくと、恵方巻きを食べる方角は、5方向しかないと言われています。
西南西のやや右、南南東のやや右、北北西のやや右、南南東のやや右、東北東のやや右があります。
気になる2016年の恵方の方角は、おおよそ南南東(南微東) 正確には 丙と言われているので、2013年は、南南東のやや右に向いて恵方巻きを食べるべきです。
節分と言うと、豆まきと恵方巻きと言われるくらい浸透してきたので、2016年は方角をしつかりと意識して食べましょう。
恵方巻きを食べる時は、南南東を向くことで、丸かじりをするときは、どの方角だったのかと迷わないようにしましょう。
恵方巻きはいつ食べればいいの?
恵方巻きはいつ食べるのがいいかというと、節分の夜になります。
節分の日は暦の上では立春の前日に該当するので、厄落としとして豆まきが行われますが、それと一緒に恵方巻きを食べます。
恵方巻きは、2000年代以降、特にその名が知られるようになり、形が類似している円柱状の食べ物も同時に人気となりました。
ロールケーキなどの各種商品も、恵方巻きと連動して、販売促進活動が積極的に行われました。
その後、恵方巻きの認知度はどんどん高まり、2002年にはその認知度は、53%まで高まります。
そして2006年の恵方巻きの認知度は、92.5%まで上がり、大きく一般にその中が浸透することになります。
認知度が広まった恵方巻きは、食べた経験がある人も増えていき、年々、増加しています。
実際に恵方巻きを食べたと回答した人は、2006年の時点で、半数を超えていますが、これは地方で格差があります。
商戦が活性化している今では、恵方巻きを食べる人はもっと増えていることでしょうね。
まとめ
恵方巻きは、節分に毎年変わる方角を向いて食べるという、とても縁起のいい食べ物です。
大阪の船場でできたのが恵方巻きですが、商売繁盛と厄払いの祈願を込めて作られたのがそもそもの理由になっています。
開運巻き寿司、恵方寿司、幸運巻、丸かぶり寿司など、恵方巻きには色んな呼び名がありますが、根底には、福を呼ぶという理由が込められています。
大阪の習慣としてあった恵方巻きが、全国的に広まったというのは、とても喜ばしいことですね。