今年の母の日には、メッセージカードをカリグラフィーで作ってプレゼントするんですよ。
と会社の後輩が自慢げに言っていました。
これを聞くと、カリグラフィーって何?と思われる方も多いかもしれませんね。
今ではカリグラフィーで年賀状を作ることも流行っていますよね?
ここでは、カリグラフィーとは何か、をお知らせしたいと思います。
カリグラフィーとは?
カリグラフィーとは、アルファベットを美しく書く技術で、その良さは作品を見るとよくわかります。
まあ早い話、海外の書道、即ち、ABCのお習字とでも言ったところでしょうか。
実際、アルファベットの書道などと称され、“カリグラフィー”と言われたり表記されたりする事もあるんですよね。
カリグラフィーは、先端が平らになった専用のペンを用いて文字を書く技法です。
しかも、そのペン先は、書きたい文字のデザインによって太さが変えられるようになっているんですね。
ヨーロッパやアラビア圏内では、町で見かける看板や表札の大半はこのカリグラフィーで書かれているのだそうですよ。
定規できちんとベースラインを作ってからペンでなぞる事も多く、所謂ゴシック体がより美しく描ける技法なのかも知れませんね。
グリーティングカードや小作品を作りながら、カリグラフィーの魅力的な書体を思い切り楽しむことができます。
カリグラフィー フォントにはどんな書体が?
カリグラフィーは西洋の書道だとも言われていますが、そのフォントのレイアウトや雰囲気は、日本の書道とは随分異なります。
日本の書道では筆を使い、独特のラインの太さや角度の変化が美しさの一つみたいなものです。
でも、カリグラフィーは、逆に全てのホントがきちんと整っているのが魅力の一つ。
少なくとも、日本の行書体のようなフォントは歓迎されにくい存在です。
何しろ、定規できちんとベースラインを引いてから専用のペンでフォントを書き付けるのがカリグラフィーの基本ですからね。
とは言っても、通常の活字体フォントとは違って、やはり手書きならではの良さは十分感じられます。
インクがところどころかすれたようになっている部分も、カリグラフィーにはちゃんと存在するからです。
カリグラフィーでは、全てのフォントの基本となる高さを小文字のxハイトと決めています。
このxハイトっていうのがカリグラフィーの全てのフォントの高さの基本で、言うまでもなく、xをベースにしているところからそう呼ばれているんですよね。
ちなみに、小文字のbやdのように、xより上に突き出す縦棒を持つフォントはアッセンダー。
pやqのように、xより縦棒が下に出るフォントをディセンダーとカリグラフィーでは呼びます。
カリグラフィーのフォントは、実に様々な書体やデザインがあります。
基本、xハイトをベースにレイアウトして行く訳ですが、そこにセリフやフローリッシュと呼ばれる飾りを付け、美しいフォントにデザインして行くんですね。
カリグラフィーに必要な基本道具は?
カリグラフィーは専用の道具を使ってアルファベットを描く、西洋やイスラム県内の技法の一つです。
まあ日本の書道で、筆や硯と言った道具をつかうような感覚ですよね。
カリグラフィーの道具として、まず最初に必ず揃えなければならないのが専用のペンです。
しかも、ペン先が何種類か太さを変えてついているセットのような道具が必要になります。
カリグラフィーにはもう一つ、インクとインク入れという大事な道具が必要になります。
これもまた、日本の書道道具で、墨と硯が必需品となるのと同じ原理ですね。
ちなみに、カリグラフィーにおけるインクを溜めておくための容器、書道の硯にあたる道具は「リザーバー」と呼びます。
書道の墨に変わるものは言うまでも無くインクで、取り敢えずペンとペン軸にリザーバーとインクが揃えられれば、基本の道具の準備はOK。
後は定規や絵を描くときのキャンバスに当たる傾斜番のような道具もあると便利ですが、これは別にカリグラフィー専用のものでなくても全然大丈夫です。
まとめ
誕生祝、お正月、クリスマス、母の日の記念など、カリグラフィーを学ぶことで、色々なカードが作れるようになります。
習ったそばから大活躍するのがカリグラフィーの良い所で、さまざまな特徴の美しい文字を気軽に書いて楽しめます。
バースデイカードやクリスマスカードなど、カリグラフィーなら、一年を通して色んなカード作品作りが堪能できます。
暮らしの中で幅広く活かすことかでき、カリグラフィーは、結婚式のウェルカムボードにも応用できますよ。