3月3日の桃の節句、ひな祭りでは甘酒を飲めるのが楽しみですよね。
甘酒はいろいろな種類のものが市販されていますが、子供には、やはり愛情がこもった手作りがいいですよね。
手作りの場合は、酒粕で作るとアルコールが入ってしまうので、お米と米麹で作るのが一般的です。
ここでは、甘酒を米麹で作るレシピ、最も簡単な作り方、カロリーについて紹介していきます。
甘酒を米麹で作るレシピは?
米麹とは蒸した米に麹菌を繁殖させたもので、甘酒を作ることができます。
お米と米麹で作る甘酒が甘くなるのは、麹菌が作りだす酵素がでんぷんを分解して糖に変えるからです。
尚、お米と米麹で作った甘酒にはアルコールが含まれていません。
アルコールを含ませたい場合には酒粕が必要です。
甘酒を米麹で作るレシピの一例です。
米麹:500g程度
米:1合程度
塩:適量
甘酒を米麹で作る手順の一例は以下の通りです。
1.お米でご飯を炊き、お粥を作ります。
2.作ったお粥は60度くらいに冷まします。
3.米麹をほぐしてお粥に入れ、均等になるように混ぜ合わせ、炊飯器に入れます。
4.お粥が全部に浸るよう水量を調整します。
5.炊飯器の蓋は開けたまま、布巾などを蓋代わりにして保温スイッチを入れます。
6.1~2時間毎に一回かき混ぜながら、5~10時間ほど発酵させます。
(この時、温度を50~60度くらいに保ちます。70度を超えると糖化酵素が壊れますので注意が必要です。)
7.味見して甘さが適度かどうかを確認します。
8.一度沸騰させて発酵を止めると完成です。
甘酒の最も簡単な作り方とは?
基本的に甘酒と言えば、缶に入った甘酒や、初詣に振る舞われる甘酒が一般的ですが、ヨーグルトメーカーで簡単に作ることができます。
実際にヨーグルトメーカーで甘酒を作ってみるとよくわかりますが、かなり甘いので驚きます。
自然な甘さとはよく言われますが、ヨーグルトメーカーで作る甘酒は、まさに想像以上の甘さです。
お米一合に倍の量のお水で炊き、60度に冷まして麹菌を入れれば、ヨーグルトメーカーで甘酒ができます。
ヨーグルトメーカーのスイッチを入れれば、12時間くらいで甘酒が完成するので、とても便利です。
甘酒をあまりにも簡単に作ることができるので、本当にびっくりします。
ちなみに、ヨーグルトメーカーにセットして、10時間後、そのまま食べると、驚くほど甘いです。
ヨーグルトメーカーでおすすめのものに、日本で始めて開発したと言われる、タニカ製のものがあります。
このヨーグルトメーカーは、ヨーグルトはもちろんですが、納豆や甘酒を簡単に作ることができます。
とにかく優れモノのヨーグルトメーカーで、1リットル用の容器が2個付いてきます。
そのため、ヨーグルトの発酵が終われば冷蔵庫に収納し、ヨーグルトメーカーの別の容器で甘酒を作ることができます。
このヨーグルトメーカーは、温度設定の範囲が広いので、ケフィアヨーグルトでも簡単に作れます。
機能的には十分なので、甘酒をはじめ、料理やお菓子作りにも役に立つでしょう。
甘酒 米麹のカロリーは?
米麹の100g当たりのカロリーは286kcalで、お米と同じです。
糖化されて甘くなってもカロリーは変わりません。
米麹に多いビタミンとミネラルは葉酸が71μg(29.6%)、ナイアシンが1.5mg(11.5%)です。
その他には特に多く含まれるビタミンはありませんが、ビタミンB1(100g当たり0.11mg)とビタミンB2(100g当たり0.13mg)を含んでいます。
あと、米麹には銅とマンガンが比較的多く含まれています。
米麹の食物繊維の含有量は100g当たり1.4gです。
お米が主原料であることから、たんぱく質の含有量(100g当たり5.8g)と炭水化物の含有量(100g当たり59.2g)は同程度です。
まとめ
ヨーグルトメーカーの価格は安いに越したことはありませんが、やはり購入するには必須条件というものがあります。
何より、ヨーグルトメーカーは、衛生的に作れるものを選ばなければなりません。
また、使用後の手入れがラクであるということが大事になります。
そして、温度調整機能があるというのが選ぶ時の条件になります。
価格が安いてだけでなく、機能面で優れたヨーグルトメーカーを選ぶのが、1つのポイントになります。