フォークリフトの資格というのは、簡単に言うと、フォークリフトという重い物を移動する時に使用する自動車を運転するための資格です。
主に工場内などで必要なのがフォークリフトの資格で、内燃機関式フォークリフト、電気式フォークリフト、ストラドルキャリア、コンテナキャリア、トップリフター、クランプリフトなど、様々な種類が運転できます。
建築現場や工場勤務、そして倉庫勤務などの現場作業では、持っていなければ仕事にならないといわれるほど重要な資格の1つです。
ここでは、フォークリフトの資格取得のために必要な情報について紹介していきます。
フォークリフトの資格取得は講習受講が必須?
フォークリフトの資格を取得するには、フォークリフトのための運転技能の講習、または、フォークリフト運転の特別教育を修了しなければなりません。
フォークリフトの資格は、運転技能講習を受けることで取得でき、ストラドルキャリア、コンテナキャリア、トップリフター、クランプリフトなども操作できます。
講習は都道府県労働局長登録教習機関で行われていて、講習科目や時間数は、技能講習規程に基づいています。
修了済みの特別教育の実務経験の有無などによって、講習の所要時間は異なります。
講習の原則は35時間で、大型特殊自動車免許を有する場合は、学科と実技が免除になって11時間になります。
また、大型、中型、普通自動車免許もしくは大型特殊自動車免許があり、3か月以上運転業務に従事した者は、フォークリフトの資格は学科と実技が免除され、11時間になります。
最近では、工場内での事故が多発している現状があり、そのため、フォークリフトの資格のための実技は厳しくなりつつあります。
そして、 フォークリフトの資格のための特別教育講習は、各事業所もしくは都道府県労働局長登録教習機関で実施されます。
フォークリフトの資格での講習は、安全衛生特別教育規程で規定されていて、その履修時間は12時間以上と決められています。
フォークリフトの資格取得の種類と難易度は?
フォークリフトの資格試験の難易度はと言いますとですねぇ、な、なんと、合格率90パーセントという難易度を誇っているんですねぇ。
フォークリフトの資格には2種類あって、一般的に目指す人が多いのは技能講習資格です。
これは、都道府県労働局長登録教習機関が実施する技能講習を受けた後、終了試験に合格するともらえるフォークリフトの資格です。
基本的には満18歳以上であれば誰でも受講並びに受験は出来ますが、実務経験無ではちょっとしんどいと思われます。
一方、我が国にはもう一つ、安全衛生特別教育規定に基づく特別教習を受けると与えられるフォークリフトの資格があり、これは民間企業でも講習会を実施する事が出来ます。
ただし、運転出来るフォークリフトは1トン未満と定められていて、国家資格ではありません。
ただ、この特別教育過程を終了していると、技能講習を受ける際に何かと免除されますから、容易に正式なフォークリフトの資格が取れる事は確かでしょう。
それに、1トン未満であれば、フォークリフトだけでなく、ストラドルキャリアやコンテナキャリア、トップリフター、それに、クランプリフトも操作出来ます。
そして、これら全てにおいて、総重量が1トンを超える車体を操作する場合、技能講習終了後のフォークリフトの資格が必要になるのです。
フォークリフトの資格で最も難易度の高い講習は、やはり最高20時間必要になる運転操作でしょう。
学課はと言うと、走行や荷役に関する装置の構造及び取り扱い方法と力学、それに法令があり、トータルで最高11時間の講習。
しかし、実際にフォークリフトの資格を取得した人の多くが、学課はそれほど大変ではなかったとおっしゃっていますから、実技が決め手と言ってもいいでしょう。
フォークリフトの資格を持っていれば、ホームセンターや量販店でのバイトやパートもいい時給で出来るという噂ですよ。
フォークリフトの資格取得の費用は?
フォークリフトの資格を取る場合の費用はいくら位掛かるのか、誰もが最も気になるところだろうと思います。
フォークリフトの資格を取るためには、自動車の運転免許と同様、専門の教習を受けなければなりません。
その教習自体に費用が掛かるのですが、その科目と時間数は、それまでの実績が大きく物を言うんですね。
基本的にフォークリフトの資格取得のための技能講習は学科が11時間、実技が24時間のトータル35時間です。
けれど、自動車運転免許を持っていれば、それだけで走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する4時間の学科が免除され、実質31時間で終了出来る事になります。
そうなると、当然ですが、フォークリフトの資格取得のための費用も軽減されますね。
フォークリフトの資格取得のための費用は、その大半が教習費です。
一般の指定機関で教習を受け、最終的にフォークリフトの資格を取得すると、大体2万円から3万円位掛かるようです。
まとめ
日本国内で、荷を積んでの作業、つまり構内での荷役作業を行うには、フォークリフトの資格を取得する必要があります。
現在、フォークリフトの資格者は、慢性的に不足気味なので、大型トラックの免許と合わせて、この資格を持っていれば、就職に有利に働きます。
満18才以上であれば、フォークリフトの資格は誰でも取れるので、気軽に受講できますよ。