かかとのひび割れが気になる季節がやってきましたね。
中高年の方によく見られますが、若い人の中でも見られますよね。
温泉が恋しくなる季節ですが、若い女性が靴下を脱いだらかかとのひび割れがあるなんて、ちょっと恥ずかしくなっちゃいますよね。
隠すのにいつも厚めのタイツや靴下をはかなきゃいけないのも悲しいものです。
逆に、靴下で隠せる季節だからといって放っておくとどんどん悪化してしまいます。
では一体、かかとのひび割れを発見したらどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、かかとのひび割れの原因とケア方法について解説していきます。
かかとのひび割れの原因とは?
かかとのひび割れは空気が乾燥するこの時期に悩んでいる人が多いと思います。
一般的に年をとって新陳代謝が低下するのにつれて起こりやすくなるんですが、原因はそれだけじゃないんです。
原因は大きく分けて「乾燥などによる肌の不完全な角化」によるものと「水虫」によるものがあるんです。
原因がまさか水虫だなんて、考えただけでも興ざめですが、もしそうであるなら感染するので治療の必要があります。
たかがかかとのひび割れと甘く見ないで、気になったら皮膚科の先生に一度診てもらいましょう。
かかとのひび割れが水虫でないと分かったら、不完全に角化してしまったかかとのケアをしなければなりません。
原因となる不完全な角化は肌の再生がきちんとできないときに起こります。
肌が乾燥していたり、血液がうまく行き渡っていなかったり、年を取って代謝機能が低下したりすると肌はうまく再生することができないんです。
肌の再生がうまくできていないと、古い角質が剥がれ落ちずにどんどんたまって硬くなり、そこに体重がかかってパックリとひび割れを引き起こしてしまうんですね。
加齢は歯止めが利きませんが、定期的な運動や入浴などで代謝を上げたり血流を促進すれば、ひび割れの改善につながるでしょう。
かかとのひび割れをケアする方法は?
かかとのひび割れは放っておくとどんどん硬くなって、ガチゴチに固まってしまいますよね。
寒くて空気の乾燥するこの時期はひび割れが起こりやすいので、普段からケアしていきたいところです。
かかとのひび割れケアといえば軽石というイメージですよね。
でもこの軽石、目が粗いのでひび割れ部分以外の皮膚を傷つけてしまうだけでなく、やりすぎると余計角質が分厚くなってしまうんです。
とはいえ、やはり軽石を使うと良く古い角質が取れるのは事実なので、角質がたまりにたまってどうにもならない時にちょっとだけ使うようにしましょう。
軽石の変わりにケアに使いたいのは角質取り専用のヤスリです。
かかとのひび割れ部分を角質取りヤスリでこする場合は、往復がけはせずに優しくこするのが鉄則です。
爪やすりをかけるのと要領は同じで、乾いた状態でひび割れ部分を丸みにあわせて優しく一方方向にこするようにします。
強くこすったり、往復がけしたりすると角質が毛羽立って余計硬くなってしまいます。
やすりをかけたら、お風呂でキレイに洗ってから保湿クリームを塗りましょう。
かかとのひび割れに効くクリームは?
かかとのひび割れのケアにはクリームを使うのが定番ですよね。
ひび割れ具合によって、普通のハンドクリームを使ったり、化粧水や乳液を使ったり、尿素配合のクリームを使ったり色々だと思います。
普通のハンドクリームやいつも使っている化粧水などで事足りる程度ならいいですが、それでは効かないという人もいますよね。
特に今の季節、空気が乾いていて肌が乾燥しやすいのでひび割れが起こりやすく、治りにくいので悩んでいる人も多いと思います。
では、かかとのひび割れケアにはどんなクリームが一番いいのでしょうか。
ちょっと前に韓国のかたつむりクリームが顔のくすみやシワに効くということで話題になりましたが、実はこのクリーム、かかとのひび割れにも効くようです。
でもこのクリーム、美肌に効果が高いということでケアのクリームとしてはお値段が高いのが難点。
もっとお手ごろ価格でケアしたいのであれば、ヴァセリンがお勧めです。
ヴァセリンは昔から軟膏として使われていますが、最近では肌の保湿の目的で使う女性が増えているんですよ。
アトピーで悩んでいる人もヴァセリンでよくなったという人が沢山いるので、かかとのひび割れにもバッチリ効果が期待できちゃいます。
石油から精製された成分から作られているということで使うのに心配があるなら、ヴァセリンよりも高純度の白色ワセリンを使うといいでしょう。
かかとのひび割れがすでにガチゴチに硬くなってしまっている場合には、尿素配合のクリームを使うといいでしょう。
製薬会社が出しているものでケアに人気があるのが「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」です。
皮膚に水分を与えて滑らかにしてくれるため皮膚の角化症に効果があるので、古い角質が分厚くたまってできたひび割れに良く効きます。
ただし、ひび割れがひどく傷ついている場合には尿素配合のクリームはしみて痛いかもしれません。
もし、痛みを感じたら我慢しないで変わりに保湿力の高いセラミド配合のクリームを使うといいでしょう。
まとめ
裸足で歩かないようにするのも、かかとのひび割れケアにつながります。
裸足で床の上を歩いたり、素足で健康サンダルなどを履いたりすると、かかとが摩擦や衝撃を受けて角質がたまりやすくなり、結果ひび割れを引き起こすんです。
普段から靴下を履いたり、クッションのある靴底の柔らかい靴をはくようにすればひび割れの原因となる角質がたまりにくくなるでしょう。
これらのケアを行ってもかかとのひび割れが良くならなければ水虫の疑いもあるので、一度皮膚科の先生に診てもらうといいですね。